【トヨタ・ハイエース】不具合は大丈夫? リコール情報と合わせて紹介!

【トヨタ・ハイエース】不具合は大丈夫?

世界中でその耐久性には定評のあるハイエースですが、それでも「不具合」とは無縁ではありません。とは言え、現行型が世に出たのは2004年。すでに15年以上も、あの形を維持しているのですね。車としての技術的な問題は、最新技術になるほどその故障率は上がると筆者は考えます。

さてこのハイエースに関しては、ほぼ2000年当時のレガシー技術を継承しているのです。

エンジンの構造も比較的古い技術を流用しているため、故障しにくいと思われます。

特に故障しやすいのが、最新技術満載のディーゼルエンジン。

構造が複雑になっている上、近年のクリーンディーゼルエンジンはどうやら故障しやすいとのこと。

2018年9月にトヨタが発表した不具合は以下のとおりです。

ディーゼル車のEGRクーラに関する不具合(2018年9月27日)

ディーゼル車の排気ガス再循環装置のEGRクーラ(再循環ガス冷却部)において、バイパスパイプの強度が不足しているため、冷熱の繰返しで当該パイプ接続部に亀裂が生じることがあります。対策として全車両、EGRクーラを対策品と交換します。

【トヨタ・ハイエース】リコールの概要

一部の車種・生産期間のホワイトパールクリスタルシャイン色の車両において、塗膜を構成する中塗り塗料の濃度(顔料の量)が低く、膜厚が薄い場合、長期間にわたる太陽光と雨水の影響で、電着塗膜と中塗り塗膜の密着性が低下し、外的負荷(洗車機など)により塗膜が剥がれることがあります。当該現象が発生し修理をご用命の場合、下記の通り無料にて修理対応致します。※当該現象は、ボデーパネルが対象で、外装部品(パンパー、ドアミラーなど)は対象外です。

1.不具合の状況

ディーゼル車の排気ガス再循環装置のEGRクーラ(再循環ガス冷却部)において、バイパスパイプの強度が不足しているため、冷熱の繰返しで当該パイプ接続部に亀裂が生じることがあります。そのため、そのまま使用を続けると、排出ガスが基準値を満足しなくなるおそれがあります。

2.改善の内容

全車両、EGRクーラを対策品と交換します。

【トヨタ・ハイエース】不具合 リコール 対応

不具合と切り離せない「リコール」情報も当然ですが、発表されました。

2019年3月19日にトヨタからハイエースやアルファードを含む一部車両について、ホワイトパール色の塗装修理の無料修理の実施が発表されました。従来は新車の3年保証期間中であれば保証内で塗装の修理を受けられますが、それ以降は保証対象になりませんでしたが、今回の発表で10年以内まで延長されました。
この対応は「リコール」では無く、「無償修理対応」というものです。ユーザーに個別にハガキの案内が送られるものではありません。

今回の塗装修理の対象車両で塗装に剥がれの症状が出ている方はトヨタ販売店へ問い合わせして点検を受けてください。
4月の販売店が混雑している季節ですので、電話をせずに訪問すると混雑や担当者がいないなどで時間がかかってしまうことがあります。電話して「来店日時」を伝えてから行くことを強くオススメします。

塗装剥がれはある程度年数が経過してから症状が出てくるものなので、ハイエースで同様の塗装剥がれが出てもディーラーで保証期間外で修理費用がかかることを言われたことを嘆いていた方もいました。そういった方が今回の無償修理の対象になる可能性があります。

TOYOTA リコール情報より

この資料から、ディーゼル車に不具合が集中しているような印象を受けますね。いずれにしてもメーカー修理(交換)を早めに実施することをお勧め致します。

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